2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高い評価のエアラインはどこか

世界で高い評価を受けているエアラインはどこだろうか。まず、主要エアラインの輸送実績からみてみよう。搭乗乗客数が多いことは高い支持を得ている表れだが、旅客数のベスト10は、①デルタ ②ユナイテッド ③アメリカン ④サウスウェスト(米国) ⑤ノースウェス…

コードシェア便に気をつけよう

アライアンスの本格化によってコードシェア便はどんどん増え、全日空は八三路線で週一四七〇便、日航は一一六路線で週一七〇〇便に達し、他社のぶんを含めて成田空港発着便の四割を占めるようになった。日本ではコードシェア便は一般的に「共同運航便」と訳…

旅客にとってのアライアンスのメリット

アライアンスのきっかけは、エアラインの経営戦略の都合によるものだが、利用者にとっての利益は何なのだろうか。最大のメリットは、特定エアラインのチケットの通用範囲が広かったことだ。たとえば全日空の割引チケットや格安航空券は、以前は全日空機が就…

世界のエアラインはグループ化

この一〇年で世界の空は、アライアンス(連合)という名称で一挙にグループ化した。ユナイテッド、ルフトハンザを核に全日空も参加している「スターアライアンス」、アメリカン、ブリティッシューエアウェイズ(BA)を核にした「ワンワールド」、KLMと…

日本独特の親米路線の形成

日本の戦後外交の特徴を考える上では、敗戦後の日本が事実上アメリカ占領軍の単独支配下におかれたことが、その後の日本の進路に決定的な影響を及ぼした、という事実の重みを噛みしめる必要がある。日本同様占領軍の支配の下にかかれたドイツは、アメリカに…